子宮筋腫の種類
子宮筋腫は、子宮体部にできる体部筋腫と、頸部にできる頸部筋腫があります。 子宮筋腫全体のうち、9割以上が子宮体部に発生して、残りの1割は子宮頸部に発生しているのです。 子宮の壁は、一番外側漿膜、次に筋層、内側に粘膜でできています。どの方向に発育するかによって、症状が違って きます。 子宮体部にできる筋腫は、子宮のどこに筋腫ができるかによって分類されます。
・筋層内筋腫(きんそうないきんしゅ) 子宮筋腫の中でも、最も多いタイプで、子宮の筋層と呼ばれる部分にできるものです。大きさは数は様々ですが、通常 複数できてきます。小さいうちはほとんど症状がありませんが、少しずつ子宮筋を押しのけて大きくなってきます。 そうなると子宮内膜への圧迫が起きたり、子宮内腔が変形して収縮が妨げられます。 月経過多や月経困難症を引き起こします。
・漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ) 漿膜下筋腫は、子宮の外側を覆う漿膜の下にでき、外に向かって生育します。 子宮の表面にこぶ状にできるものと、茎がでてその先にきのこ状にできる「有形漿膜下筋腫」があります。 時にこの茎がねじれることがあり、そのときは血流が阻害されて激しい痛みを伴います。 この筋腫は、自覚症状があまりないので、大きくなるまで気がつかない場合がありす。
・粘膜下筋腫(ねんまくかきんしゅ) 粘膜下筋腫は、子宮の内側を覆う粘膜の下にでき、子宮内部に向かって生育します。過多月経や強い月経痛を伴い、 不妊の原因にもなりやすい。大きさに関係なく、症状が一番重いです。 茎ができてその先にぶら下がったものを、「有茎粘膜下筋腫」といいます。この筋腫が子宮口から膣内に飛び出した ものを、”筋腫分娩”といいます。この筋腫は分娩のように、陣痛のような激痛が起きます。
・頸部筋腫(けいぶきんしゅ)
子宮の頸部にこぶができる筋腫です。頸管が狭くなり、月経痛の原因になります。前方に発育すると膀胱を圧迫して頻尿になります。
一般に漿膜下、筋層内、粘膜下の順に症状が強くなってきます。
子宮筋腫は2つ以上が合併していたり、子宮内膜症や子宮腺筋症と合併していることもあります。
今までと比べてみて…月経痛が激しい場合や腰痛、おりものの異常などの症状を感じたら、すぐに婦人科を受診するようにしましょう。
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⇒ 子宮筋腫症状